独立行政法人 情報処理推進機構(略称:IPA、理事長:西垣浩司)は、「Lhaplus」におけるセキュリティ上の弱点(脆弱性)に関する注意喚起を、2008年4月28日に公表しました。 これは、細工されたファイルに対して展開処理を行った場合に、任意のコードが実行されるというものです。悪用されると、コンピュータ上でユーザの意図しないプログラムの実行や、ファイルの削除、ウイルスやボットなどの悪意あるツールがインストールされるなど、コンピュータが悪意あるユーザによって制御される可能性があります。 対策方法は「製品開発ベンダが提供する対策済みバージョンに更新する」ことです。 Lhaplusは、電子ファイルのデータサイズを小さくすることなどを目的に、データを圧縮して保存したり、またその圧縮したデータを元のデータに戻したりする機能を持つソフトウェアの一つです。Lhaplusが対応する圧縮形式には、lzh形