明治初期に来日したドイツ人医師・ベルツ(Erwin von Balz/エルウィン・フォン・ベルツ。ドイツの内科医。1876~1905年(明治9~38)滞日、東大医学部で医学の教育ならびに研究および診療に従事。のち宮内省御用掛。息子トク・ベルツにより「ベルツの日記」が編まれた。また、「ベルツ水」で知られる。ベルツ水は、苛性カリ・グリセリン・アルコール・水などの混合薬液であり、また皮膚の荒れどめとなり、また凍瘡初期の塗布薬しても使用される。1849~1913)博士は、日本の医学教育の貢献した人物である。ベルツ博士は「ベルツ水」を発明した医学博士でもあり、またの「人力車の俥夫(しゃふ)の走力実験」を行った研究者でもあった。 この実験には、22歳と25際の二人の俥夫が選ばれ、ベルツ本人が人力車に乗り込み、 車を引かせてみた。 これは要するに、菜食者と肉食者の、どちらが卓(すぐ)れているのか耐久力実