タイ首都バンコクで、警察の放水を受けるプラユット・チャンオーチャー首相の退任を求める抗議デモ参加者ら(2021年8月10日撮影)。(c)Lillian SUWANRUMPHA / AFP 【8月11日 AFP】タイの首都バンコクで10日、民主改革と政府の新型コロナウイルス対策を批判する反政府デモが行われ、参加者数百人に対し、機動隊が放水砲やゴム弾、催涙ガス弾を発射した。 タイでは新型コロナウイルスの1日当たりの感染者数が約2万人となっており、過去最大の感染拡大を食い止めるために公の場での集会が禁止されているが、デモ参加者らはこれを無視し集まった。 デモでは数百人が、バイクや車でバンコク市街を走り、夕方までに複数の衝突が発生した。 警察の交通整理ブース2か所が放火された。デモ隊の一部は、放水砲やゴム弾、催涙ガスを使用した機動隊に向かい、爆竹や花火を投げ付けた。 アヌティン・チャーンウィーラク