雑誌「大阪人」休刊へ 60年以上にわたり大阪にまつわる人や文化、町並みを伝えてきた雑誌「大阪人」が4月2日の発売号で休刊すると、発行元の財団法人「大阪市都市工学情報センター」が17日発表した。 大阪人は1925年創刊の「大大阪」が前身。戦中の紙不足で発行を中断した後、47年に改題して再開した。全国の書店やコンビニで販売され、購読部数は毎号7000部程度だった。 大阪の鉄道をテーマにした昨年11月発売号は、初版の1万6000部が3日で在庫切れになる人気だったが、広告収入減などにより採算が取れない状態が続いていた。 昨年には神戸女学院大の内田樹名誉教授を編集委員に迎え、発行部数を増やすなどリニューアルしていた。最終号のテーマは「古地図」。