来年、開創1200年を迎える世界遺産「高野山」(和歌山県高野町)の魅力を伝えようと、南海電鉄(本社・大阪市)が今年4月に発行した女性向け冊子「こうやさんぽ」(無料)が好評だ。はやりの「山ガール」「歴女」「写ガール」の目線でモデルコースを紹介しているほか、宿坊体験やグルメ情報などを写真とイラスト入りで掲載。初版の1万5千部はすぐになくなり、7月には2万部増刷。担当者は反響の大きさに驚いている。(上岡由美) ◇ 高野山は弘仁7(816)年、弘法大師空海によって真言密教の道場として開かれ、標高900メートルの山上に金剛峯寺(こんごうぶじ)など100カ寺以上の寺院が並ぶ。 南海電鉄では毎年、時刻表や地図、見どころなどを記したパンフレット「高野山」を発行しているが、今回の冊子は、若い女性に新たな高野山の魅力を知ってもらうことをねらい、女性スタッフへの聞き取り調査などを参考にした。 カメラ好きには撮影
各地の図書館が、市民から善意で寄せられる「寄贈本」の対応に苦慮している。すでに所蔵しているものと重なったり、古い学術書などは研究が進んで内容が大きく変化したりと、図書館にとって活用しにくいものが多く、実際に棚に並べられるのは1、2割程度。専門家は「寄贈前に図書館にとって必要か考えてほしい」と訴えている。(横山由紀子) ◆蔵書活用2割以下 人口16万人の千葉県浦安市。市立図書館は、中央図書館と分館の計8館あり、年間貸し出し数は約200万冊にのぼる。これは人口1人当たりにすれば約13冊。同規模の自治体の平均の2倍以上で、利用率が高い図書館だ。 それだけに、市民からの本の寄贈も多い。昨年度の寄贈本は1万2760冊。同市立中央図書館の森田正己館長は「せっかく持ってきていただくのだから、どんな内容の本でも受け取っている」と話すが、職員は1冊ずつ、蔵書にふさわしい本かどうかをチェックする作業に追われる
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