東京都立高校の入試で導入される英語のスピーキングテストに向け、プレテストも実施された=東京都内で2020年11月(東京都教育委員会提供) 東京都教育委員会は今年度から都立高校入試に導入し、中学生約8万人が対象となる英語のスピーキングテストについて、言語障害の一つ「吃音(きつおん)」があって受験が難しいと判断された生徒は、スピーキングテストを免除する方針を固めた。英語の筆記試験の結果から推定した点数を加算する。国内では100人に1人が吃音の症状を持つとされ、当事者団体が「吃音が原因で入試が不利になりかねない」と都教委に対応を求めていた。 【注文に時間がかかるカフェ】吃音の若者たちが接客 中学の学習指導要領で「聞く」「読む」「書く」「話す」の英語4技能を育むことが必要とされるが、入試で「話す」技能を測っていないことからスピーキングテストの導入が決まった。都内公立中学校に通う全3年生を対象に11