京都大学大学院情報学研究科の田中克己教授らの研究グループは、Web検索の結果を時系列で表示する「年表型検索エンジン」(仮称)を開発した。第1弾として、学校ネットが運営する小中学生向け学習サイト「あしたね」に導入し、「あしたね年表」として4月16日に公開した。 年表型検索エンジンは、人物や地名などキーワードを入力すると、関連するイベントなどをWeb検索で抽出し、時系列で表示する仕組み。歴史について解説するページやWikipediaなど、年号が多く書かれているページを中心に検索し、精度を高めているという。 あしたねでは、検索窓に「織田信長」などキーワードを入力すると、生没年や、関連する主なできごと、関連書籍などを表にまとめて表示。その下に、年代と詳細なできごとを、巻物風の年表で表示する。 小中学生向けサイトということを考慮し、検索ワードを確認した上で、問題ないと判断したコンテンツのみを公開中。