個人で株を売買する個人株主。日本には何人ぐらい個人株主がいるのか、ご存じだろうか。東京証券取引所によると、2006年度で約3928万人、11年連続で過去最高を更新している。しかし多くの人が資産を殖やそうと投資を始めるが、失敗するケースが多いようだ。その原因はどこにあるのだろうか? マネックス・ユニバーシティの内藤忍氏は、個人投資家が資産を殖やせない理由をこう分析する。「個人投資家の運用の中心は日本株。このような日本株に偏った運用は、リスクを取り過ぎている状態だ」という。例えば日経平均株価の推移を見ると、1年間で40%以上もマイナスになったことがある。また1989年12月の史上最高値とバブル崩壊後2003年4月の最安値とを比べると、80%ほど下落している。 「過去38年間で見ると、日本の株式市場は年平均で10.4%のリターン。しかし多くの人は日本株だけに投資をしているため、株価が下落してしま
![分散投資の強みとは? 探し続ける理想のポートフォリオ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c1524945b049b7d63ef81a858dd1c7c59c0f9ce0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fmakoto%2Farticles%2F0807%2F28%2Fyd_nikkei.jpg)