『21世紀の資本論』の問題点 作者: 苫米地英人出版社/メーカー: サイゾー発売日: 2014/12/09メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る ひどいね。ピケティ便乗本の中で群をぬいてひどい。 批判としてあがっている基本的な議論は、ピケティの挙げるグローバル累進資本課税はよくないしうまくいかない、というもの。なぜかというと、累進資本課税はまず持っている資産により税率がちがうから不公平でよくない、とのこと。 そしてなぜうまくいかないかというと、金融資産のほとんどは負債だからだ、という。 何のことやら最初はよくわからなかった。金融資産のほとんどは債券だってことかな? そう思って読んでいったら、そうじゃない。金持ちはレバレッジをかけて投資しているから、課税しようと思ってもレバレッジの借り入れと相殺されて課税できるお金がない、よって格差解消につながらないからダメなんだっ