「アリ地獄か蟹工船か」。4月13日レイバーネットTVに出演したセブンイレブン現役店長・三井義文さん(写真)の話は衝撃的だった。300万円程度の資金でオーナーになれるが、待っているのは「24時間365日営業・15年縛り」の契約である。何があっても店を閉めることはできない仕組みで、親の葬式でも休めないケースが続出している。三井さんも夜働き、朝は妻が働くという二重生活で切り盛りしている。仮に途中で解約すれば千万単位の高額の違約金をとられる。まさに「アリ地獄」。店長にウツ・離婚が多いという。 また、経営のすべてを本部が仕切り、店長は仕入れも自由にできない。三井さんは具体例をあげた。「このお茶ですが、量販店で78円で買えるものがセブンで仕入れる価格は87円です。おかしいでしょう。でも、これについて聞いても説明してくれません」 *写真=見切り品を安く売るところはわずか。それをすると本部ににらまれる 「