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2012年8月10日、李明博大統領は竹島に上陸。前年に日本のスワップ枠のお陰で通貨危機を乗り切った後の掌返しだった(写真:代表撮影/AP/アフロ) (前回から読む) 日本と韓国が通貨スワップ再開に向け協議を始める。5年前のスワップは結んだ途端、韓国が掌返し。「慰安婦」を蒸し返したうえ大統領が竹島に上陸。さらには天皇陛下に謝罪まで要求したのだが……。 日本に実利なし 前回は中国との関係悪化に悩んだ韓国が、日本にスワップを頼んできたということでした。 鈴置:朴槿恵(パク・クンヘ)政権の二股外交が破綻、韓国は米中双方からにらまれた。そこで突然に態度を変えて、日本にすり寄って来たのです。 ウォンは弱い通貨なので、韓国からはしばしば資本が逃げ出します。韓国はいざという時に外貨を誰かから借りる仕組み――通貨スワップが必要です。 でも、関係の悪化した米国は容易には結んでくれそうにない。中国には通貨スワッ
ニューヨーク・タイムズ紙に9月2日に掲載された「『人々の私たちを見る目が変わった』:ヨーロッパでのイスラム教徒の女性たちの生活」("'The Way People Look at Us Has Changed': Muslim Women on Life in Europe")という記事に答えたい。この記事は、光と自由の国フランスについて、容認できない、誤った実態を描き出している。 全ての国がそうであるように、フランスには人種差別があることを自覚している。我が国で起こり得る、外国人嫌悪や反イスラム教徒的な行為について無視する気は少しもない。これも例外ではない。アメリカ合衆国の反ユダヤ主義(多くの人が、この災難に対する私の闘いについて知っている)や反キリスト教徒的な行為と同様、こういった悪は、アメリカはもちろん、ヨーロッパにも打撃を与えている。フランスは絶えずこうした悪を阻止するため闘ってい
普通につくりゃもうちょっとまともな話が作れるだろうに、プロが作ってこれか?と思うような作品が朝の連ドラには多い。非常に多い。 最近は少なくなっていたが(「ゲゲゲの女房」以後)、「まれ」がまた見事にやらかしている。「やんちゃくれ」レベルにはまだ及ばないが。 どうして朝の連ドラは駄作になりがちなのか。それにはもちろん理由がある。逆に言えば、佳作・傑作はその理由を上手く逃れた作品だ。 なぜ朝の連ドラは駄作になりがちなのかを考えてみよう。 1.長い 朝ドラは15分。これが月曜から土曜まで6日間。つまり週当たり、90分。これは大河ドラマ2回分である。大河は1年、朝ドラは半年だから、大河と朝ドラの放送累計時間はとんとんになる。 大河は波乱万丈の人生を生きた人がテーマで、子供時代からおおむねその死までを描く。 大して朝ドラは現代劇であれば、その辺の平凡な女性のせいぜいが2年か3年かを描く。 そりゃまあ、
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