2008.09.20 マンガ「平家物語」河出書房新社のミス 教材研究余話 カテゴリ:カテゴリ未分類 まあ、マンガだからいいかと言えるようなミスとそうでないミスがあると思うが、 マンガ「平家物語 鎮魂編」河出書房新社の174ページで重衡に法然が「汚れた現世から逃れる道はいくつかありますがもっともよい方法は南無阿弥陀仏のお題目を唱えることです」と語るのは、目を覆いたくなるようなミスである。 浄土教の立場から見ても日蓮関連の諸宗派や創価学会から見ても「おお、なんと嘆かわしい」と言わざるをえないミスであろう。 昔なら中学の日本史、今でも高校の日本史の基本を踏まえていれば、よもや念仏とお題目を混同することはありえない。 画を描いた阿部高明はいいとしても、監修の生形貴重が恥ずかしい。監修当時は大谷女子短期大学助教授だったらしいが、大谷派の大学に籍をおいていたときにそんな間違いをするのも愚かしい。もっと