遠隔地にいる恋人や家族が手のひらに−。国際電気通信基礎技術研究所(ATR、京都府精華町)は3日、携帯電話機能を持つ人型ロボット「エルフォイドP1」を開発したと発表した。人間のように腕の部分が動き、手に持って電話もできるため、通話相手の存在が近づいているような“感覚”が味わえる。 【写真で見る】こんなに薄い! 25日に発売される「iPad2」 高さ約20センチ、幅約13センチで手のひらに乗るサイズ。人肌のように柔らかいウレタンゲルに包まれている。手に持って話し、相手の声は頭部のスピーカーから聞こえる。今後は相手の音声を認識して頭や手、目、唇が動くようにする計画だ。 開発したATRの石黒浩フェロー(大阪大大学院教授)は、「離れて暮らす親子や恋人同士など、相手の存在をリアルに感じたい人たちの『心の共有』に役立つだろう」と話した。 【関連記事】 ・ケータイ女子がオススメ 機種変更、次はコ