MCMの軌跡を辿ってみると、その隣にはいつも“音楽”があった。そして、ピッティ・ウォモでの2019年春夏コレクションで示されたMCMの次なるステージとは?
先日衝撃的な死を遂げたXXXTentacionを筆頭に、現在アメリカのヒップホップシーンの中で大きなカテゴリーとなっている「エモラップ」。「オルタナティブヒップホップ」と呼称されることもあるこのジャンルの特長は、トラップビートとグランジやエモのようなオルタナティブロックに影響されたサウンド、そして内省的かつ鬱屈した心情を吐き出すかのようなリリックである。 元来ヒップホップシーンにおいてはマッチョな価値観が「らしさ」とされることが多く、自らの弱さを見せることをワックと見なす空気で満たされていた。しかし過酷な環境での生活を描写する内容が多いギャングスタラップにおいては、強気でサグな態度からどうしてもこぼれ落ちてしまう弱さを吐露するような内容も時々見られてきたのも事実だ。 90年代前半のイーストコーストを代表するラッパーNotorious B.I.G.がその1stアルバム『Ready to Di
Photo by themockstar ヤバいテーマを歌う世界の音楽ジャンル 今や日本の音楽シーンは、アイドル全盛であります。 アイドルブームの背景にあるのは「共感」が高い価値を持つという考え方で、歌詞を読んで聞いてみんなで納得しあい、同じ共感コミュニティの中に各々所属意識を持つことで、個人の魂が救われるという構図があるように思います。 また音楽には「人の思いをたぎらせ、行動に駆り立てる」というのがあります。そういう点で、実際に行動に移されたら反社会的行為となりうる、結構ヤバめな歌詞を歌い上げる音楽のジャンルも存在します。 今回の記事では、実際の歌詞の訳も掲載していますが、見る人が見たらかなり不快なものなので、お気を付けになってご覧ください。なお、この記事によって特定のイデオロギーを普及させる意図はありません。 1. ロック・アゲインスト・コミュニズム ロック・アゲインスト・コミュニズム
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