ネットでよくある主張が、生産性を上げる責任は会社にあって、個々の労働者にできることは限られている、というもの。この主張は8割がた正しい分、タチが悪い。なまじ納得してしまうからね。 もちろん会社の責任というのはその通り。仕事の手順を考え、それに合った組織にする。部署間のやり取りの手順も見直す。そうしなければ真の生産性は上がらない。 個々の労働者の工夫でできることは、せいぜい主婦の節約術レベルの労多くして益が少ないものか、実は労働者を消耗させ持続できないもの。よくみんな「効率よく作業すればいい」というけど、実際にやってみると持続できないんだよね。徐々に元のレベルに下がる(笑)。3日坊主。それは労働者が怠慢というよりも、計画が非現実的だから。 まあいずれにせよ個々の労働者が思いつくのはこのレベル。じゃあ裁量労働制なんて無意味じゃね?個人がいくら頑張ったって効率は上がらないんだから。ここがちょっと