ロシアがウクライナ国境付近に約10万人の部隊を送り込み、ウクライナとロシアの間の緊張はこの数カ月高まる一方だ。 米英をはじめとする西側諸国は、ロシアが、西側の安全保障同盟である北大西洋条約機構(NATO)にウクライナが加入するのを断固阻止する試みの一環として侵攻を準備しているのではないかと危惧している。 ロシアは侵攻の意図を繰り返し否定してきた。だがロシア軍は2014年、ウクライナ南部のクリミア半島を占領し、ウクライナ東部の一帯を実効支配する分離派勢力を支援してきた。 ロシア軍部隊の集結状況は衛星画像に捉えられており、ウクライナの北部、東部、南部の国境を囲むように基地に部隊が集まっているのがわかる。 12月末、米国を本拠とする宇宙技術企業マクサー・テクノロジーは、「当社の高解像度衛星画像では、今月に入ってクリミア半島及びウクライナ国境に近い西部ロシアの複数の演習地で、ロシア軍の新たな動きが
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