最も需給が厳しいとみられた関西は2010年比で9・8%減となり、政府の節電目標(10%)に届かなかった。関西電力大飯原子力発電所の再稼働前の節電目標(15%)は大きく下回った。 九州も9・5%減で節電目標(10%)を下回った。四国は6・7%減で、大飯原発再稼働後の節電目標(5%)は上回ったが、再稼働前の目標(7%)には達しなかった。 節電の数値目標がない東京は13・8%減と、9電力で最も需要を減らした。昨夏に大幅な電力不足に直面した経験が生きたとも言えそうだ。 その他は北海道9・5%、東北5・1%、中部6・4%、北陸7・0%、中国5・2%、それぞれ需要が減った。