日産自動車の元会長のカルロス・ゴーン被告が保釈中に中東のレバノンに逃亡した事件で、東京地方裁判所は、7日までに元会長が納めていた保釈金合わせて15億円を全額没収する決定をしました。没収された保釈金は、過去最高額とみられます。 ゴーン元会長は、去年3月と4月に保釈された際、合わせて15億円の保釈金を納めていましたが、裁判所が7日までに15億円全額を没収する決定をしていたことが分かりました。 没収された保釈金の額は、平成9年に6億円の保釈金を没収されたイトマン事件の許永中氏を上回り、過去最高額とみられます。没収された保釈金は今後、国庫に入ることになります。