2011年5月25日のブックマーク (5件)

  • アジアにおける核戦力と核拡散の動向 | JBpress (ジェイビープレス)

    パキスタンが核保有を決意するに至った理由は、1971年の第2次印パ戦争における敗北から得た教訓にある。パキスタンにとり、インドはパキスタン制圧の決心を固めているかのように見えた。 他方、米国のパキスタン防衛のために軍事力を提供するという約束は当てにならないことが戦争を通じて明らかとなった。 従ってインドに通常戦力のみで対抗することはできず、核兵器が戦場で対抗し国家の存続を保障するための唯一の手段であると考えられた。 当時のブット首相は早くも1965年に、「もしインドが核兵器を製造するなら、草木をべてでも、飢えても、我々の核兵器を持つ」との決心を述べている*1。 この戦争で東パキスタンを失ったことにより、カーン(A. Q. Khan) は愛国心をかき立てられ、1974年秋からスパイ活動に従事するようになったとされている。 1972年1月にブットはムルタン(Multan)に科学者と軍関係者の

    アジアにおける核戦力と核拡散の動向 | JBpress (ジェイビープレス)
    nabunabi
    nabunabi 2011/05/25
  • 印パ関係:世界一危険な国境  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2011年5月21日号) テロの脅威を減らすためには、西側諸国が印パ間の緊張緩和を手助けをする必要がある。 オバマ政権下でアフガニスタン・パキスタン特使を務めた故リチャード・ホルブルック氏は、外交官として優れた資質を多く持ち合わせていたが、気遣いには欠けていた。 ホルブルック氏は自分が担当する作戦区域を 「AfPak(アフパク)」と呼び、パキスタン人を激怒させた。パキスタン人は自国を、反目し合う部族からなる隣国の接尾語としてではなく、洗練された力強い1つの同盟国としてアメリカに認知して欲しかったのだ。 しかし、この造語に配慮が欠けていた理由はそれだけではない。アフパクとつなげて言うことで、パキスタンを、その北西側の紛争絡みで見がちな米国の傾向に拍車を掛けることになったからだ。 米国のそのような傾向は、ソ連のアフガニスタン侵攻やタリバンとの戦い、そして最近ではウサマ・ビン

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    nabunabi 2011/05/25
  • プレッシャーと緊張を跳ね飛ばす「医学的」で簡単な方法 | JBpress (ジェイビープレス)

    一時期、足のふくらはぎがよく痙攣(けいれん)することがあった(経験したことがある人は分かると思うが、激痛である)。痙攣するのはたいてい一日中歩きまわって疲れている時や、スポーツをしている最中だ。 スポーツをしている時に痙攣が起きるのは準備運動が足りないせいだと思い、入念に足のストレッチを行い、ふくらはぎを伸ばすようにした。だが不思議なことに、そうするとますます痙攣が増えるのだ。 痛い思いを何度か繰り返して、ある時、当にストレッチは効果があるのかと疑うようになった。運動前にストレッチをすればするほど、ふくらはぎの筋肉がコチコチに固くなっている気がする。もしかしたら、ストレッチは筋肉を緊張させているだけではないのか。その緊張が痙攣を誘発しているのではないか──。 もう1つ、スポーツをしていて疑問に思っていたことがある。プレッシャーがかかると、なぜ身体が動かなくなるのか、ということだ。 例えば

    プレッシャーと緊張を跳ね飛ばす「医学的」で簡単な方法 | JBpress (ジェイビープレス)
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    nabunabi 2011/05/25
  • ストロスカーン事件を読み解く セックスと権力と法律に対する欧米の見解の相違 JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2011年5月21日号) ドミニク・ストロスカーン氏の逮捕は、セックス、権力、法律に対する米国と欧州の考え方の違いについて何を物語っているのか。 「だから注意しろと言ったんだ!」 フランスのニコラ・サルコジ大統領は、国際通貨基金(IMF)の専務理事を務めていたドミニク・ストロスカーン氏がホテルのメイドへの強姦未遂容疑によりニューヨークで逮捕されたと聞いた時、こう漏らしたと伝えられる。 2007年にIMFのトップに就任してワシントンへ移った「DSK」ことストロスカーン氏に、サルコジ大統領は情欲を抑制するようにと忠告していたという。 何しろストロスカーン氏が赴くのは、ホワイトハウスのインターンと不適切な関係を持ったことで、ビル・クリントン大統領を辞任ぎりぎりまで追い詰めた国だ。 セックスに寛容な欧州と厳格な米国 ヨーロッパ人はセックスに関して(戦争に関してもだが)、愛の女神

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    nabunabi 2011/05/25
    米国と欧州のちがい
  • 悲観的なコラムニストたちの弁護 世界は繁栄するが、途中で深刻な問題に見舞われる JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2011年5月24日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 先日、英エコノミスト誌に務めていた頃からの友人に行き合った際にこんな問いを突きつけられた。「どうして君のコラムはいつもあんなに悲観的で重苦しいんだい?」 そんなことはない、と筆者は早速反論を開始した。ところが、『Zero-Sum Future(ゼロサムの未来)』などという、これから悪いことが起こるぞと言わんばかりのタイトルで新刊を出したじゃないかと指摘され、言葉に詰まってしまった。 そこで否定から説明に切り替えた。 ユーロ圏の債務危機、米国の財政赤字、米中の対立・・・ いいかい、西側諸国は今、経済と政治の深刻なトラブルに見舞われている。欧州は債務危機に陥り、単一通貨ユーロの将来と欧州連合(EU)の社会的安定性が危ぶまれている。米国は財政赤字をコントロールできないうえに、子供じみた政治や、国が衰退しつつあるという誰にでも分かる感覚に対

    nabunabi
    nabunabi 2011/05/25
    科学技術楽観論者は長期的スパンで社会をみる。一方、悲観的なコラムニストはその長期的スパンの間で起こる「一時的な乱れ」に目を向ける。それぞれが必要な視点ではないか。