民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件に絡み、同党副幹事長の辻恵衆院議員(61)側が、小沢氏を不起訴とした東京地検の判断を審査している検察審査会の事務局に電話していた問題で、辻氏は31日、東京・永田町で記者会見し、議決が法的拘束力を持つ現在の検察審査会制度を批判したうえで、「制度論について問い合わせることは当然だ」と述べ、問題はないとの認識を示した。 読売新聞の取材では、辻氏と秘書は5月26日、小沢氏に関する審査をしている東京第1検察審査会と第5審査会の事務局長から、一般的な審査手続きについて聞くため、審査会側に電話を入れ、議員会館の事務所に呼ぼうとした。審査会は応じなかった。 辻氏は会見で、審査会への電話では、審査の途中で審査員が入れ替わった場合の引き継ぎの方法や、法律的な助言をする審査補助員の役割などについて問い合わせたと説明した。 また、辻氏は日本