「パナソニックはスマート家電へ!」 8月下旬、パナソニックが「スマート家電」なる新製品を発表した。スマート家電とは、スマートフォン(高機能携帯電話)と連動する白物家電(エアコンやドラム式洗濯乾燥機、冷蔵庫など9製品)のこと。全ての製品には独自のチップが埋め込まれており、専用アプリをダウンロードすれば、スマホ連動して白物家電を動かせるというものだ。不振が続くデジタル製品に変わる新たな成長機軸として、スマート家電を打ち出すというのだ。 シャープも今夏、ユーザーと会話ができることを売りにしたロボット掃除機「COCOROBO(ココロボ)」や、洗米機能を搭載したIH炊飯ジャー「ヘルシオ炊飯器」など、高性能白物家電を立て続けに発表している。これら高性能白物家電の発売を耳にしたとき、私は強い危機感を覚えた。白物家電でも「ガラパゴス化」が深刻化するのではないかと不安を感じてしまったのだ。 はじめに申し上げ