乗客乗員14人が死亡した長野県軽井沢町のバス事故で、多くの乗客が車外に投げ出されるなどして死亡していたことが分かりました。複数の乗客は「乗客の多くがシートベルトをしておらず、車内で着用を呼びかけるアナウンスはなかった」と話していて、警察は運行の安全管理に問題がなかったか調べています。 この事故でいずれも大学生の乗客12人と乗員2人の合わせて14人が死亡したほか、26人がけがをして、このうち男性2人が重体となっています。 警察の調べによりますと、バスは現場の手前にあるガードレールに接触したあと反対車線に出たとみられ、路面にはっきりと残っているタイヤの跡は片方の右側の車輪だけだったということで、警察はバスが急ハンドルを切り、傾いた状態で転落した疑いがあるとみて調べています。 また、事故の衝撃で、複数の乗客がバスの外に投げ出されたり車内で折り重なったりして頭などを強く打って死亡していたことが警察