先月、就任したNTTドコモの吉澤和弘社長はNHKのインタビューで、携帯電話の利用料金についてシニア層や若者向けに値下げや優遇を行う新しい料金体系を検討していることを明らかにしました。 NTTドコモは総務省から携帯電話の利用料金の引き下げを求められたことを受けて、ことし、家族で契約する人を対象にした割安なプランや、長期で契約する利用者の料金を引き下げる新たな料金体系を打ち出していて、これに続く値下げとなります。 また、吉澤社長は、割安な利用料金を提供する格安スマホ事業者がシェアを伸ばしていることについて、「格安スマホのデータ通信の速度は時間帯によって遅くなるのではないか」と指摘したうえで「料金面だけのサービスでは克服しようがないが、ネットワークの快適さやアフターサービスなどで十分に対応できる」と述べ、自社の競争力に自信を示しました。 一方、吉澤社長は、スマートフォンが普及し、販売の伸びが鈍化