◆相続手続きのための戸籍取得とは? 相続が発生すると、何よりまずは相続人が誰なのかを特定する必要があります。法定相続分、遺留分、相続税の計算なども、相続人が誰なのか、人数は何人かなどが大きく関わってきます。 例えば再婚で初婚の時の子がいるか、過去に非嫡出子や養子がいるかなど、相続権がある人を特定するには、「被相続人の出生から死亡までの全ての戸籍謄本」が必要になります。被相続人自身だけでなく、配偶者や親や祖父などの戸籍までさかのぼることで5通くらいになることが多く、これに転籍などがあったりして10通くらいになることも珍しくありません。 ◆これまでの戸籍取得はとても面倒だった 出生から死亡までの全ての戸籍謄本をそろえるには、まずは最後の本籍地で最新の戸籍謄本を取ります。本籍地と居住地が同じなら役所窓口に申請することが多いと思います。遠方の場合などは申請用紙を役所のホームページからダウンロード、