新潟県では、柏崎刈羽原子力発電所周辺の28の地点にモニタリングポストを設置し、空間放射線量率を24時間連続で測定しています。 モニタリングポストで測定している空間放射線量率は、私たちの身の回りの空間(空気中)が放射線から受け取るエネルギーの量(空気吸収線量率:Gy/h)として測定され、新潟県環境放射線テレメータシステムなどでは、実効線量率(Sv/h)に換算(1Gy/h = 1Sv/h)して表示しています。 放射線の量が増えれば、空間放射線量率の値も上がります。 通常、測定される空間放射線量率は、大地などからの自然放射線によるものですが、柏崎刈羽地域では、この値はおよそ30~50nGy/h(ナノグレイ毎時)です。 (晴天時、NaI(Tl)シンチレーション式測定器による値) ここでいうナノ(n)は接頭語の一つで、ミリ(m)の100万分の1を表します。 コンクリート建物が多い市街地では空間放射線