2.プロテインスコア 1955年に、国際連合食糧農業機関(FAO)タンパク質必要量委員会が、人体のアミノ酸必要量を基準とした比較蛋白質(比較タンパク質)を設定しました。各種食品に含まれるアミノ酸配合量(食品蛋白質の窒素1gあたりの必須アミノ酸)を、比較蛋白質のアミノ酸配合量と比較し、比較蛋白質より、少ない比率しか含まれないアミノ酸を、制限アミノ酸と呼びます。最も、少ない比率で含くまれるアミノ酸を、第一制限アミノ酸と呼びます。第一制限アミノ酸の百分率を、プロテインスコアと呼びます。 例えば、必須アミノ酸のイソロイシンは、比較蛋白質には、窒素1gあたり270mg含まれています。ある食品が、必須アミノ酸のイソロイシンを、216mgしか含んでいなければ、イソロイシンは、制限アミノ酸です(比率は、80です)。イソロイシンの比率が最も低ければ、第一制限アミノ酸となり、その食品のプロテインスコアは、80