ドットインストール代表のライフハックブログ
ヨーロッパの火薬庫と呼ばれるバルカン半島の大国旧ユーゴスラビア連邦は7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教からなる複雑な多民族国家でその複雑さからモザイク国家などと言われる。主な民族の他にも18以上の少数民族が存在している。ユーゴスラビアとは南スラブ人の国家を意味し建国当時の1918年にはセルビア人・クロアチア人・スロベニア人王国という名称で呼ばれた。 ユーゴスラビアの位置するバルカン半島は昔か大帝国の支配を受ける場所であり時代ごとに様々な国家がこの地を支配した。19世紀に入っても北部をオーストリア、南部をオスマントルコ帝国に支配されていたユーゴスラビアは第一次大戦後にその支配国家である両国が敗れたため、初めての南スラブ人による統一国家を建国、1929年には国王のアレクサンドルによりユーゴスラビア王国と改称される。しかし第二次世界大戦が始まるとドイツ、イタリアの枢軸
2029年、Z氏は上海行きの飛行機に乗っていた。短いフライトタイムが過ぎ飛行機が下降体勢に入ると、上海の見慣れた景色が目に入ってきた。上海の空は今日も排気ガスで煙っている。 機内アナウンスが現地の気温を伝えていた。今日はそんなに暑くないようだ。体調が悪くなければ診察の後、少し街を歩いてみてもいいかもしれない。 Z氏が2週間に一度上海を訪れるようになってから既に1年近くになる。昔は仕事で何度か中国を訪ねたけれど、まさか“病院通い”のために上海に通うことになるとは当時は想像もしていなかった。 海外旅行が好きだったZ氏は昔よく「日本に生まれた幸運」を感じた。発展途上国に行くと、教育も医療も、また文化的な一切の恩恵も受けられない多くの人達を目にしていた。海外旅行を繰り返すZ氏に比べ、彼らの多くは一生海外を訪れるチャンスを得ることはなかった。 先進国に生まれるか最貧国に生まれるか、政治的に安定した国
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く