技術英語表記の原則 1 1992 年5月 (有)エル・ムンド企画 . 2 はじめに 日本語で執筆したマニュアルの原稿は、先ず英語に翻訳され る。その後に翻訳チェック/コピー・エディティング、版下作成、 校正などのプロセスを経て、最後に印刷・製本される。翻訳から 校正までの作業関係者には、当然のことながら、英語の表記方法 について詳しい知識が要求される。さらに、こうした英語表記の 原則をあらかじめ基準化しておくことは重要である。日本語マニ ュアル制作でも、執筆に先だって、仮名遣いや送り仮名、用字・ 用法、句読点の使用などの基準を設ける。英文マニュアル制作の 場合には、英語の表記方法、つまりスペリング、分綴法、句読法、 スペーシング、大文字の使い方、数字表現などについて基準化が 必要である。本章では、こうした英語表記の基本的な原則につい て述べる。なお、英語表記に直接は関係ないが、技術英語表