Java SEの次期バージョン(Java SE 7)での導入が検討されている「プロパティ」と、それに伴う言語仕様変更が全貌を現しつつある。java.net内のRemi Forax氏のブログによると、プロパティの仕様は現在ドラフト3を閲覧できる状態にあるという。本稿ではそのドキュメントを基に、プロパティが現時点でどのように検討されているのかを見ていきたい。 まず先に、現在のJava言語において「プロパティ」がどういう扱いなのかを復習しておきたい。 ご存じのとおりプロパティとは、クラスが持つ「状態」に対してアクセスするためのAPIだ。多くの場合、フィールドを実体に持つが、記述できるのはそれだけではない。 クラスの状態が変更された場合、副作用として何らかの処理を実行しなければならないこともある。そうしたクラス実装の詳細をカプセル化するための仕組みを、多くのプログラミング言語でプロパティと呼ぶが、
Javaプラットフォームの次期バージョンであるJava SE 7は、2008年後半のリリースを目指して現在仕様の策定が進められている。カリフォルニア州サンフランシスコにて8日(現地時間)より開催されている2007 JavaOne Conferenceにおいても、Java SE 7に関連したセッションやBOF(Birds Of a Feather)が多数行われている。本レポートではその中から、モジュラリティサポートについてのテクニカルセッションの様子をお伝えする。 Java SE 7におけるモジュラリティのサポートは、開発時とデプロイメント時の双方からそれぞれ検討されている。そのうち、開発時のモジュラリティについては"Superpackage"という新しい概念によって実現される予定で、JSR 294として仕様の策定が行われている。JavaOneでは「Java Language Modular
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