こんにちは! 映画『僕たちは希望という名の列車に乗った』の拙訳原作『沈黙する教室』(ディートリッヒ・ガルスカ著、アルファベータブックス刊)を紹介したり、改めて考えたりしよう、という読み物シリーズ第三弾です。 前回の投稿で予告していた「第一章の案内」ではなく、本記事では「作品タイトル」について語ります。twitter や映画レビューサイトなどで様々なご意見を目にする「作品タイトル」のふしぎ。私の考えをお話ししたいなと思った次第です。 *注意!ネタバレ!* (例)原作→映画化→英語→そして日本へ原語原作と映画邦題でタイトルが違うもの、といえば、とっても興味深いな!と記憶に残っているのが、同じくドイツの映画「帰ってきたヒトラー」です。2012年に発売されたティムール・ベルメシュによる原作小説の題は Er ist wieder daで、「彼が再びそこにいる」という意味。そして英題は Look wh
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