イスラエル大使館(東京・麹町)に対する日本警察の「気遣い」は尋常ではなかった。7月11日午後6時半、ガザ空爆に抗議する市民が大使館前の路上で、ハンドマイクでアピールしようとすると警察官が襲いかかり強制排除を行った。ケガ人も多数出た。 しかし警察も150人以上の参加者の抗議と気迫に押されたのか、結局「肉声ならいい」ということになり、排除された人々も大使館前路上に戻り、アピール行動がはじまった。 参院議員の山本太郎氏(写真下)も駆けつけた。「イスラエルと日本は似ている。ともに同盟国(米国)だのみで周辺国との関係も悪い。日本は武器輸出解禁でますますイスラエル化する可能性がある。イスラエルがガザでやっていることは戦争ではない。屈指の軍事力を持つ国が一所に集めた人に対して行う“大量殺戮”だ。絶対に許せない。ガザの叫びに応えて抗議の声を上げていこう」と訴えた。 パレスチナ問題の専門家はマイクを握り、「