※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです(結城メルマガVol.115より) ■鶴の恩返しではなく「メールマガジンを書いています」というと「ネタ切れになりませんか」と聞かれることがあります。さいわい、ネタ切れを経験したことはあまりありません。 いつのころだったか、もう忘れましたけれど、文章を書くとき「鶴の恩返し」のイメージを抱いていたことがあります。 「鶴の恩返し」の物語では、鶴が機(はた)を織る仕事をする。機を織る仕事で使う素材は、自分の羽根。くちばしで自分の羽根を抜いてはそれを布に織り込んでいく。その鶴の姿を物書きの姿に重ねて考えていたことがあるのです。つまり、何か文章を書くというのは、自分の一部分を削って(減らして)行う行為ではないか……と思っていたのです。 でも、現在はずいぶん違うイメージを抱いています。自分を削って文章を書くのではなく、むしろ書くことで自分が豊かになってい
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