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  • 『ハーモニー』:伊藤計劃【感想】|理想郷に倦んだ少女たちは、世界の終わりを夢見た - 晴耕雨読で生きる

    こんにちは。日は、伊藤計劃氏の「ハーモニー」の感想です。 数少ない伊藤計劃の長編のひとつです。「屍者の帝国」を彼の長編にカウントしなければ、「ハーモニー」が最後の長編作品ということになります。彼独自の世界観により設定された近未来を舞台に、人間が人間として存在する意味や価値にまで踏み込んだ作品です。彼が作り出す近未来は、必ずしもSF的空想世界ではありません。現実的に、将来起こり得る世界ではないのか。そう思わせるほどにリアリティがあり、有り得ない話ではないように感じさせます。 「虐殺器官」もそうですが、現在の世界の情勢を土台に想定しうる未来を作り出す。想定し得る世界なので、決して目新しい斬新的な世界感ではないのかもしれない。でも、彼が作り出す世界は確かに伊藤計劃の世界であり、誰にも真似できない世界感に感じます。 「ハーモニー」では、彼独自の世界観を表現する方法としてマークアップ言語を文章に取

    『ハーモニー』:伊藤計劃【感想】|理想郷に倦んだ少女たちは、世界の終わりを夢見た - 晴耕雨読で生きる
    nago777
    nago777 2018/06/10
  • 『ソードアート・オンライン5 ファントム・バレット』:川原 礫|仮想の弾丸が現実の死をもたらす - 晴耕雨読で生きる

    第1巻から第4巻まで続いた「剣の世界」。第4巻で、アインクラッドから続く一連の事件に終止符が打たれました。アインクラッドからフェアリィ・ダンスへと話が進むにつれ、緊迫度が下がった印象があります。以前も書きましたが、「ログアウトできない」「ゲーム内での死が現実の死」の前提条件が、フェアリィ・ダンスでなくなってしまったので物足りなさはありました。ファントム・バレットで、アインクラッドほどの緊迫感を再び描き出すことが出来るのかどうか。 「ソードアート・オンライン5」の内容 「ソードアート・オンライン5」の感想 登場人物 銃の世界 過去に囚われた 現実の死の緊張感 最後に 「ファントム・バレット」結末へ 「ソードアート・オンライン5」の内容 “SAO”事件から一年が経った。ある日。キリトは、総務省“仮想課”の菊岡誠二郎から奇妙な依頼を受ける。銃と鋼鉄のVRMMO“ガンゲイル・オンライン”で突如発生

    『ソードアート・オンライン5 ファントム・バレット』:川原 礫|仮想の弾丸が現実の死をもたらす - 晴耕雨読で生きる
    nago777
    nago777 2018/04/08
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