若者の海外流出がちょっとした話題になっている。 まあ、したくなる気持ちはよくわかる。 もはや手に負えない少子高齢化、にも関わらず消費税導入に反対する頭がアレな人達、 進まない規制緩和…こんな日本からすると、シンガポールなんて天国に見える。 実際、僕の知っている中でも出て行った人は結構多い。 ただ、よく見ていくと、流出といってもいくつかパターンがある。 1.キャリア的にゴールしてしまって、海外へ拠点を移すケース。 起業等で資産とキャリアを築いた人に多い。年の半分をハワイで暮らしている 本田直之氏などが代表だろう。理由は人それぞれだろうが、少なくとも各人が その国に何らかの魅力を感じているのは事実だ。 2.働く場として、海外を選んだケース 香港や上海、台湾といった国に転職するエンジニアや金融マンが増えている。 拙著「アウトサイダーの時代」にも登場した人は、昨年上海で起業した。 日本人が好むと好