10トン電動クレーン1組、5トンデリック6本、30トン・ヘビーデリック2本[12][13] 貨物5,800トン[14] 便乗者260名収容可能[9][注釈 2] 樫野(かしの)は、大日本帝国海軍の運送艦[15][16](給兵艦[2])。艦名は紀伊半島南端、大島の東端にある樫野埼に由来する[17]。樫野の全体像を写した写真は無いとされている[2]。 計画[編集] 「給兵艦」とは、武器・弾薬などを輸送する艦のことであり、通常は弾薬暴発防止のための冷却設備等を備える。しかし「樫野」の実際は、給兵艦ではなく大和型戦艦の主砲砲身、主砲塔を運ぶ専用の砲塔運搬艦[18](「重量物運搬船」[19])であった。 日本海軍は、大和型戦艦の建造を決定したが、その主砲を「九四式四十糎砲」と呼称するなど口径46センチであることは極秘になっていた。その46センチ砲は呉海軍工廠において製造されるため、同所で建造される1