KDDIはCEATEC JAPAN 2007に、「超臨場感テレビ」と呼ばれる開発中の基盤技術を出展した。映像のハイビジョン化の次に訪れるであろう自由視点でのテレビ視聴に応える技術で、スポーツ中継や劇場中継などで視点を自由自在に動かし、これまでにない臨場感を楽しめるという。 超臨場感テレビには、KDDI独自の「円筒領域分割型光線空間法」と呼ばれる映像剛性技術が用いられている。これは、複数のカメラで取り囲まれたサッカーフィールドや劇場の舞台といった対象空間を、円筒領域で分割して3次元化するもので、時間軸に合わせて空間内の円筒にある画像を使い、視点(疑似カメラ)から見える映像を合成する。空間を外から見るだけでなく、視点を内部に移動してウォークスルーさせることも可能だ。
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