悠遠の太古、太平洋には「ムー」という大陸が存在した。この大陸は東西8000キロ、南北5000キロにおよぶ広大な陸地で、そこには人口約6400万もの人々が平和に暮らし、現代文明をはるかに上回る高度な文明を築いていた。 このムーを統治していたのは宇宙創造神の地上代理人である賢者の王ラ・ムーである。国民はラ・ムーのもと、優秀な学問と文化、建築、航海の術を発達させていた。そして太陽の象徴を旗印に、世界をその支配下に置いていたという。 しかし今から約1万2000年前、突然悲劇が訪れる。不気味な地鳴りとともに湧き起こった大地震が大陸を襲い、それにともなって発生した大津波にのみ込まれ、わずか一夜にしてすべてが崩壊してしまったのである。(以下、謎解きに続く) 謎解き 日本ではアトランティスと双璧をなすのがムーである。アトランティスはさかのぼっていくと古代ギリシャのプラトンの著書にたどり着くが、ムーは同様に