近代科学はタイムトラベルとテレポーテーションについて、どう考えているのだろうか。いつの日か実現する可能性はあるのだろうか。 イギリスの理論物理学者ジム・アル・カリーリが監修した書籍『未来はどのような姿になるか(原題:What The Future Looks Like』(英語版2018年出版、日本語未訳)のロシア語翻訳版が、ロシアの出版社アリピナから2019年11月に出版された。 本書では、アル・カリーリを筆頭とする多数の科学者たちが、人類の未来はどうなるかという問いに挑んでいる。気候変動はどうなるか。交通手段はどうなるか。人工知能(AI)が普及したら、どんなふうになるのか。遺伝子を利用した治療薬でうつ症状を軽減したり健康を回復したりするのか。どんな目覚ましい技術発展がこの先に待っているのか。日常生活にはどんな革新があるのか。 そして最後には遠い未来を見遥かし、タイムトラベルやテレポーテー