津田大介のメルマガ『メディアの現場』より TPPで日本の著作権法はどう変わる?――保護期間延長、非親告罪化、匂いや音の特許まで TPPIPに対する各国ユーザー団体の反応は? 津田:やっぱり完全に米国式の知財ルールの押し付けですね。ほかの国もウチに合わせろって話ですよね、知財分野のTPPは。気になるのは、TPPの交渉参加国で怒っているところはないのかなということなんです。香月さんが出席した「NZ デジタル・ライツ・キャンプ」でいろんな国の人と話す機会があったわけですが、そのあたりの話は出ました? 香月:あそこに集まったのはTPPに反対する人たちばかりですから、それはもう非難轟々でしたよ。そもそも、今回MIAUのメンバーを招待してくれたのは「NZ デジタル・ライツ・キャンプ」を主催した電子フロンティア財団(EFF)という米国の団体です。[*30] 彼らは米国のインターネットやデジタル家電ユーザ