自主出版支援サービス/プラットフォームのLuluは1月8日、直販コンテンツについてDRMの使用を停止すると発表した。アマゾン、アップル、B&Nなどから販売される分については、引続きそれぞれのDRMの下で販売されるという。DRMを外す理由は2点。DRMソフト使用料と消費者(読者)との関係である。前者は海賊対策としてアドビに支払われる直接的・明示的なコスト。後者はプラットフォームに顧客管理を委ねることによる間接的・潜在的“コスト”だ。海賊の脅威が薄れるにつれ、DRMのコストが重くなる。 本の社会性を否定するDRMのコストを見直す時期 Luluの発表は「アマゾン、アップル、B&Nのような企業は、購入、ダウンロード、読書まで一貫してサポートする読書体験を提供し、それぞれに素晴らしいサービスされていますので、Luluが発行し、書店サイトから販売されるタイトルについてはこれまで通り版権管理が付いていま