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事件と本に関するnakakzsのブックマーク (6)

  • 東大生強制わいせつ事件傍聴人が「彼女は頭が悪いから」を読んだから - 人生万事こじらせるべからず

    「彼女は頭が悪いから」は、姫野カオルコ氏が書いた『フィクション』である。 まったくの創作ではなく、2016年の東大生による強制わいせつ事件を下敷きにした、ノンフィクション風のフィクションである。 ストーリーは、被害者女性をモデルにした『美咲』と、加害者である東大男子『つばさ』の2人の視点から交互に語られる。 読み始めてすぐに驚いた。『つばさ』のモデルが松昂樹だったからだ。 事件当時、主犯として大きく報じられたのは、女性を脱がせ、暴行に及んだ松見謙佑だった。松見という少し変わった苗字と、彼の行動――女性器にドライヤーを当てたり、馬乗りになって女性の体の上にカップ麺の具や汁をかけるという奇行によって、主犯格である彼にスポットライトが当たっていたのだ。 しかし、このの主人公はつばさ、松だ。そのことは、あの事件質をもっとも鋭く切り取っている。 東大生強制わいせつ事件の一部始終を軽くおさら

    東大生強制わいせつ事件傍聴人が「彼女は頭が悪いから」を読んだから - 人生万事こじらせるべからず
  • 『殺人犯はそこにいる』「真犯人」の存在を明らかにした "調査報道のバイブル" 文庫解説 by 牧野 洋 - HONZ

    徹底した「調査報道」のスタイル 調査報道のバイブル──。書を読み終え、こんな表現がぴったりではないかと思った。 正直に言うと、民放テレビ業界については「そこは報道ではなくエンターテインメントの世界」と見下していた。そのため、メディア業界を取材するなかでも、ジャーナリズムという視点からこの業界を観察したことがなかった。書の著者が民放テレビ局の記者だと知り、自分の無知と思い込みを恥じた次第だ。 書は、足利事件をはじめ北関東で起きた一連の事件を「北関東連続幼女誘拐殺人事件」としてとらえ、真犯人「ルパン」に迫るルポだ。すでにテレビ報道を見たり雑誌記事を読んだりして、この事件の概要を知っている人も多いだろう。だが、一つの物語としてまとめて読むべきである。 なぜなら、事件の大きさはもちろんのこと、ジャーナリズムが来担うべき機能について考えさせられるからだ。著者は事件の全容を描きつつ、自分自身が

    『殺人犯はそこにいる』「真犯人」の存在を明らかにした "調査報道のバイブル" 文庫解説 by 牧野 洋 - HONZ
    nakakzs
    nakakzs 2016/05/28
    文庫版出たのか。この本をもとにしてNNNが特集組んでからの広まりが足利事件の冤罪発覚に繋がった感じ。
  • 生きた人間を解剖した「九大事件」の全容が明らかに 『九州大学生体解剖事件 七〇年目の真実』 | ダ・ヴィンチWeb

    今年は戦後70年。戦争関連の講演会やイベントが多い年となっており、関連も多数出版されている。その中で、戦場や空襲、糧難を描いた多くの戦争とは一線を画す、異色の1冊がある。太平洋戦争末期に、九州大学医学部で行われた生体解剖実験についてのノンフィクション、『九州大学生体解剖事件 七0年目の真実』(熊野以素/岩波書店)だ。「九大事件」と呼ばれるこの実験は、行われた当時は一般人の間で知られることはなく、戦後になってから関係者が戦犯として裁かれたことで、世間の目に晒された。書は、実験の責任者として刑を受けた鳥巣太郎医師を中心に、その真実を追ったドキュメントだ。 事は昭和20年(1945年)4月、軍から九州大学医学部に「捕虜を適当に処分せよ」という指令が届いたことに始まる。実は、この指令は、小森という医師が捕虜への生体実験を念頭に、軍に対して捕虜引き渡しの話を持ちかけたのがきっかけだったようだ

    生きた人間を解剖した「九大事件」の全容が明らかに 『九州大学生体解剖事件 七〇年目の真実』 | ダ・ヴィンチWeb
    nakakzs
    nakakzs 2015/07/23
    戦後の再検証とは、東京裁判否定と同時に、こういうところで責任がうやむやになった軍部などの責任を掘り起こすことでもある。日本会議とかにその覚悟はあるのだろうか。
  • Joe's Labo : 書評「我が一家全員死刑」

    2015年07月05日17:30 by jyoshige 書評「我が一家全員死刑」 カテゴリwork 元少年Aの「絶歌」の書評をブログでも書こうかと思ったが、既にいろんな人が書いているので、かわりに書の書評でも書いておこう。というのも、ある死刑囚の若者の獄中手記をもとにした書は、個人的には「絶歌」と対になる存在だと考えているからだ。 我が一家全員死刑 福岡県大牟田市4人殺害事件「死刑囚」獄中手記 (コア新書) [新書] それにしても、身もふたもないタイトルである。まず、事件の概要について。 2004年9月、福岡県大牟田市のヤクザの一家が資産家一家を惨殺した事件で「大牟田一家4人殺害事件」と聞けば思い出す人も多いはず。書の手記は、そのヤクザ一家の次男によるものだ。「なぜお金取るのに4人も殺害する必要があったのか」という疑問を抱く人も多いだろうが、そこにはこんな経緯があった。 ヤクザ北村

    nakakzs
    nakakzs 2015/07/06
    正直事件を知る、という意味なら、書評とかこういう本より、そのテのを扱った事件・犯罪史サイトのほうが全体を俯瞰しててわかるとこ多い。
  • 朝日新聞デジタル:アルジェリア事件でイスラム本の出版中止 日経新聞出版 - 社会

    【北林晃治】「イスラムの人々はなぜ日が好きなのか」と題し日経済新聞出版社から刊行予定だった新書が、アルジェリア人質事件の後で読者の理解が得られないとする同社の判断で出版中止になっていたことが15日、分かった。  著者は現代イスラム研究センターの宮田律(おさむ)理事長(57)。自身のソーシャルメディア・フェイスブックで明らかにした。  新書は、日人の礼儀正しさや道徳観がイスラム社会で高く評価されている理由をイスラム教の教義や歴史的背景から分析した内容。宮田さんによると、出版社側からの提案で昨年9月に出版契約を結び、12月には脱稿した。今年1月には装丁の見もでき、2月上旬の「日経プレミアシリーズ」からの刊行に向けた最終段階だった。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介

    nakakzs
    nakakzs 2013/03/16
    えー。イスラム教の人々一般と犯人を同一視させるような風潮で余計よろしくないのでは。つか他のとこでもそうだけど何で国とか宗教とかクラスタ分けしてそういうの判断するのかね。
  • 津山三十人殺しの新たな「真相」 - 杉江松恋|WEB本の雑誌

    津山三十人殺し。 まがまがしい言葉だが、ミステリーファンには非常になじみが深い。言うまでもなく、横溝正史が『八つ墓村』(角川文庫)の着想を、この実在する事件から採ったといわれているからだ。この他にも西村望『丑三つの村』(徳間文庫)や岩井志麻子『夜啼きの森』(角川ホラー文庫)など、この事件を題材とした、あるいはヒントを得た作品は多い。 人口百人余の集落で、その三分の一の命が一夜にして奪われるという大惨事だ。犯人は都井睦雄というたった一人の青年。その一人が、頭に二個、胸に一個を装備した懐中電灯を照明とし、日刀と猟銃で武装して、次々に住民の命を奪っていったのだ。凶行のあと、彼は山に入って自決した。 だが、この事件の真相は完全に解明されたと言いがたい。事件が起きた1938(昭和13)年5月は、日が国を挙げて戦争へと邁進していく時期だったということが災いしているのだ。すでに犯人が自決してしまった

    津山三十人殺しの新たな「真相」 - 杉江松恋|WEB本の雑誌
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