今年5月、ニューヨークのチャイナタウンで、ホテル建設現場から19世紀の古い瓶100本余りが発掘されました。考古学者たちは、そのうちの1本が、不老長寿の霊薬「エリクサー」だった可能性があるとみて、その成分の再現に着手しています。 見つかった多数の瓶は150年ほど前のもので、当時の飲み物や食べ物の習慣をよく伝えています。瓶が出土した建設現場は以前、ドイツ風のビアガーデンと音楽ホール「アトランティック・ガーデン」(1858年設立)があった場所でした。 出土品の1つである緑色がかった小さな瓶を詳しく調べたところ、かつてこの瓶の中に、飲むと寿命が延びるとされる飲料が入っていたことが分かってきました。そこで、考古学者チームは、この飲料が実際のところ何だったのか突き止めようと考えました。 考古学分野のコンサルティング会社「クリサリス・アーケオロジー」社長アリッサ・ルーリャさんは、「この飲料が実際にどんな