2012-5-04 Friday いわゆる『頭の中に大傑作として存在しているストーリーを実際に書くと、どういうわけかつまらなくなる問題』を麻雀でたとえながら考えてみる 小説家になりたいという人が、ほぼ必ずぶつかる壁の一つに『頭の中に大傑作として存在しているストーリーを実際に書くと、どういうわけかつまらなくなる問題』というのがある。これは、『頭の中に大傑作として存在しているストーリーを友達に話すと反応が妙に薄く、やる気を失う問題』と根は同じである。 小説家志望にとってこの問題がやっかいなのは、こじらせると、 文字にするとつまらなくなるので書かなくなる(現実逃避) プロの小説家を尊敬できない(自分の頭の中のイメージ>プロの小説 だから) 尊敬できないプロが世間では自分より認められるので、つい俺の方が凄いと言ってしまうが、書いていないので認められない(孤立化) 自分の世界に籠もる(更なる現実逃避