Windowsを使わず、ウェブ閲覧やメール、動画/画像/音楽再生などを可能とする“インスタント機能”を備えたPCは今までもありました。起動が速く、ものの10秒ほどで使えるようになるというのがウリだったわけですが、Windowsと切り替えるにはPCの再起動が必要で、あまり使い勝手のいいものではありませんでした。 この『ThinkPad X1 Hybrid』に搭載された“Instant Media Mode(IMM)”が今までと違うところは、PCの内部にARMプロセッサーを搭載した専用ボードを搭載し、メインのPC部分とは独立したセカンダリシステムとして動作すること。つまり、Windowsとは関係なく動作しているので、PCを再起動することなく切り替えられるわけです。 ↑HDDの左下に見える、銀色のカバーで覆われているのが、IMMの専用ボード。ここに、ARMプロセッサーとメモリー、フラッシュメモリ