ドコモの「カードケータイ」やauの「INFOBAR xv」のように、機能をそぎ落とした携帯電話がにわかに注目を集めている。通話やSMSに特化した端末を持ち、あえてネットを遮断する“デジタルデトックス”という概念も注目を集めている。スマートフォンが普及し、大画面化が進んでいることへの反動ともいえる現象だ。このトレンドは洋の東西を問わず、海外ではHMD Globalがかつてのノキア端末を復刻させるなど、さまざまなメーカーがスマートフォンと対極の商品を作り始めるようになった。 超小型スマートフォンの「Palm Phone」も、そんな端末の1つだ。Palmという名称はスマートフォンの前身であるPDAとしておなじみだが、この端末は手のひらの収まるコンパクトさが特徴。海外では、まず米国のVerizonが取り扱い、徐々に販売する地域を拡大している。Verizon版は、メイン端末と同一番号で発着信が可能な