恋をして、お互いの思いを伝え合い、幸せに結婚式をあげる。 実はコレ、世界の常識ではない。 中央アジアのキルギスタン。この地には、日本人女性はおろか、誰も想像できないような恐ろしい伝統が、今もなお実在する。 「誘拐婚」 文字通り、少女を誘拐してそのまま婚礼を強制的にする、というなんとも酷な伝統である。 結婚したい男は、友人とともにめぼしい女性を誘拐する。それが家族ぐるみで面識があったとしても、全く赤の他人だったとしても、女性に付き合っている本当の恋人がいても、一切関係なし。 「助けて!!!ママ、ママ!!!」 泣きじゃくる少女はどうすることもできず、そのまま婚儀の場に連れて行かれる。 スカーフを被ると結婚の合意を意味する。お菓子を投げつけられ、「幸せを祈りなさい」と頭を下げさせられる少女。 同行したリポーターも唖然。 これが普通だと地元民は口々に言う。完全なる「犯罪」だが、キルギスタンの警察は