作者: 黒田皐月 ウェブサイト: 邪装空間 文字数: 1000 ○予選通過作品 女の子って良いな。硬質じゃない感じ、フォーマルなスーツを着ていてもどこか柔らかみがあって、おしゃれしてふわふわな洋服を着ているのを見たときなんか、僕の心もふわり暖かく心地よくなるみたい。 僕だって女の子が好きだよ。だから髪の手入れとか顔の脂汚れとかムダ毛の処理とか、いつも気にしてちゃんとしてる。でも僕は小柄で痩せっぽちでカッコ良くなくて、女の子にモテたことなんか一度もない。それでも僕は女の子を見ると良いなって思って、僕のものになったらなっていつだって思ってる。 だから、他の人が聞いたらだからってわかってくれることはないと思うけど、僕、眠るときはネグリジェを着て寝てるんだ。だって、眠るときは身も心も暖かく、心地よく寝たいじゃない。柔らかいネグリジェは、身体も暖かく包んでくれるんだよ。怖い夢を見ても大丈夫、ネグリジ