部屋を整理していたら、裁判傍聴をしていた頃のメモノートが出てきたので懐かしくなって読んでみた。その中に、母親が二人の子供とともに心中を図ろうとした事件の裁判メモがあった。 メモによると、夫の両親と同居している妻が、家庭内で疎外感を抱き、自殺願望から子供を道連れにしようとした事件のようだ。 主な原因は嫁姑問題で、加えて夫の無関心もあった。孫のしつけに厳しい姑の元に我が子を残すことを危惧して心中を図ったが、失敗。子供の心身に深い傷を負わせたというもの。 長男(8才)の首をえぐるように切り、次男(5才)の胸を刺した、とメモにはある。長男は「やめて! やめて!」と叫んで抵抗したそうだ。 事件後、一命をとりとめた子供たちは「ママと一緒に住みたくない」と話しているが(当然である)、母親は「出所したら学習塾に通わせたい」などと供述しており、自分が命を奪いかけた子供が、今後も一緒に暮らしてくれるものだと思
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