オウム松本死刑囚らの死刑が執行されました。 地下鉄サリン事件は1995年ですから、事件から23年が経っています。 坂本弁護士一家殺害事件は1989年ですから、事件から29年です。 地下鉄サリン事件のご遺族である高橋シズヱさんは、「順次執行されていくのだろうなあと思っていたので、その時が来たという思いしかない。」「執行されて何の思いもありません。」と仰られています。事件から相当時間が経過しているので、ご遺族としても、強い感慨はないのかもしれません。 死刑が執行されるたびに非難めいた声明を出している弁護士会ですが、今回は、どういう声明を出すのでしょうか。いつも通り「死刑の情報が十分公開されないなかで、国民的議論を経ずに執行するのは遺憾」というような声明を出すのでしょうか。 私は、強制加入団体で、死刑に非難声明を出すのは止めてほしいという立場です。死刑の是非は、弁護士としての専門知識があるからと