年間第二十八主日 第一朗読 ハガイ1・1~2・9 神殿再建の呼びかけ、新しい神殿の栄光 第二朗読 アレキサンドリアの聖チリロ(370-444年) アレキサンドリアの司教 『ハガイ書注解』 キリストと福音による礼拝は律法に従って行われた礼拝にまさり、真理は影にはるかにまさると言わざるを得ない。だからこれと同様に、神殿は私たちの救い主が来られたときに、かつての栄光とは比較できないほどに輝かしいものとして現れた。 これについて、次のことも言い加えられよう。かつて一つの神殿があり、それはエルサレムだけにあった。イスラエルという一つの民族だけが、そこで供え物を献げていた。しかし、神のひとり子が私たちと同じものとなり、聖書にあるように「主が神であって、私たちに光をお与えになって※1」からは、全地は多くの聖なる家と霊的な供え物や、精神的な香りによって万物の神を敬う、数えきれぬほどの多くの礼拝者に満ちたも